◇多汗症治療
汗は気化熱による体温調節が主な役割ですが、精神的緊張によっても起こります。多汗症とは、この精神性発汗の著しい状態をさし、手、足、ワキの下と限られた部分にみられます。
治療としては、
@塩化アルミニウム液の外用
Aイオントフォレーシス(患部に微弱な電流を流す方法)
Bボトックス局所注射
C抗コリン薬の内服
D 内視鏡による胸部交感神経切除術
等 があります。
いずれも一長一短で、症状に応じて適宜治療法を選択します。
2020年11月、 抗コリン薬の局所外用剤(商品名:エクロックゲル)が発売になり、新しい選択肢が増えました。
興味のある方は診察時ご相談ください。
※ イオントフォレーシス、ボトックス局所注射、交感神経切除術は現在当院では行っておりません。
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